「WEBライティング技能検定」という資格検定を聞いたことはありますか?

2015年に作られた、まだ新しい検定です。

WEBライティング技能検定については賛否両論あり、「ライターなら絶対必要?」「受けたらどんなメリットがあるの?」と悩むライターも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、WEBライティング技能検定は必要なのか、そのメリットとデメリットについてご紹介します。

WEBライティング検定とは

WEBライティング検定は一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会が主催する、民間資格の試験制度です。

インターネットが普及しWebメディアが増加した今、Webライターは増えてきているいま、中には単価0.1円~0.7円などの低単価で働いているライターも多くいます。

そんなライターを少しでも減らすため、確かな文章力を持った証明として資格が作られました。

ライティング業務をするにあたって必要なビジネスマナーや基礎知識、文章力を身に着けることができます。

受験するには、ヒューマンアカデミーの通信講座「WEBライティング技能検定講座」を受講する必要があります。

教材は「WEBライティング技能検定講座 基礎編」・「WEBライティング技能検定講座 実践編」・「基礎編 問題集」・「実践編 問題集」などが提供されます。

基礎編は社会人としてのマナーや仕事の取り組み方、実践編では基本的な文章力を学べる内容でmライターを初めたばかりの初心者を想定した内容となっています。

試験時間は90分。受験資格に制限はなく、本試験はWEB上での受験なので地方在住の方でも受験できます。

受験料金は、通信講座の受講料32,000円、試験料6,000円、合格証発行料3,000円を合わせて総額41,000円です。

参照:一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会

ライティングをするために資格は必要か?

ライティングをするために、本来資格は必要ありません。

クラウドソーシングの普及により、以下3つが資格としての意義があります。

  1. ライティング技能の向上
  2. ライティングスキルの証明
  3. 合格者特典

合格者特典として、検定協会が提携しているクラウドソーシング事業者から様々な優遇があります。

提携業者は国内最大のクラウドソーシングサービスであるランサーズを始めとして、サグーライティングプラチナ、ecorista、CROWDなどがあります。

報酬単価がアップしたり、運営側から受注者に「おすすめの人材」として紹介されたり、効率よく稼ぐことができます。

WEBライティング技能検定を受けるメリット

WEBライティング技能検定を受けるメリットはただ一つ、証明になることだけです。

未経験からライターになると、初めは実績として見せられるものは何もありませんよね。

そんなときに、初めてのクライアントに証明として見せるには良いかもしれません。

また、WEBライティング技能検定の通信講座では、主語・述語の関係や句読点の使い方など基本的な文章構成を学ぶことができます。

一般的な文章が書けるレベルなら必要ありませんが、「国語が本当に苦手で、正しい文章を書けるか自信がない」という方は基礎を学ぶために受けてみるのも良いでしょう。

WEBライティング技能検定を受けるデメリット

ライティング技能検定をあまり受ける人がいないのは、以下のデメリットがあるためです。

  1. 技能向上のための教材ではない。
  2. 資格がなくても仕事できる。
  3. 資格費用が高い。

それぞれについてご説明します。

技能向上のための教材ではない。

Webライターの技能向上や育成のためにつくられたという検定ですが、実際の内容はかなり初歩的なものです。

基本的なビジネスマナー、小学校の国語で習うような「主語・述語」など、ライターとして技能向上を図るには内容が簡単すぎるとの意見が多いです。

ライティングで重要なことは、「伝わる文章を書くこと」です。

正しい文章であっても、読者の興味を引かない、伝わらない文章であっては意味がありません。

この検定で学べることは基本的な文章構造がメインであり、伝わる文章の書き方については学べる部分は少ないです。

文章は、書けば書くほど上達します。

本当にライティングのスキルを身に着けたいなら、まずは上手なライターさんの記事を読んでインプットし、どんどん提案して実際に記事を書く方が良いでしょう。

資格がなくても仕事できる

そもそもライティングは資格がなくてもできる仕事です。

未経験からのスタートでも、クラウドソーシングを活用することで実績は作れます。

WEBライティング技能検定を知らないクライアントも多く、資格があったからといって一気に受注率が上がるわけでもありません。

提案文や自身のブログなど、過去の実績が無くても資格以外でアピールできる方法はたくさんあります。

ライターをやっていく上でのWEBライティング技能検定の必要性はかなり低いでしょう。

資格費用が高い

WEBライティング技能検定の受験料金は、通信講座の受講料、試験料、合格証発行料を合わせて41,000円と、決して安い額ではありません。

得られるメリットを考えると、費用対効果は低いです。スキルの向上を目指したいなら、ライティングに関する書籍やコンテンツを購入した方が良いでしょう。

結論:WEBライティング技能検定はなくても良い

今回は、WEBライティング技能検定の必要性と、メリット・デメリットについてご紹介しました。

WEBライティング技能検定は、受験料が高いわりにはメリットが少ないのが現状です。

WEBライティング技能検定のメリットは「証明になること」だけです。かつ、クライアントにとって重要なのは証明よりもスキル。

クライアントは過去の実績や実際の納品物を見て評価することの方が多いので、証明があったからといって有利になることは少ないです。

ライターとしてのスキルを上げたいなら、検定を受けるよりもクラウドソーシング等を活用してどんどん実績を積むことをおすすめします。

「ライター未経験で少しでも証明になるものが欲しい」「文章が苦手なので基礎から勉強したい」という方は受けてみても良いかもしれません。