フリーランスや自営業と聞くと思わず「すごい!」と言ってしまう事ありませんか?

例えば、

「フリーでプログラマーやってます!」

「自営でお店やってるんです」

と聞くと、それだけで「あ、この人すごい人なんだ」というふうに感じている人は実は結構いるんです。

しかし実際は自営業やフリーランスって別にすごい職業ではないんです。

  • 自営業=企業に属さず働く人
  • フリーランス=個人で仕事を契約して働く人

と考えてもらうと分かりやすいです。

ここではなぜ自営業やフリーランスが「すごい」と思われているのか、しかし実際は「全然すごくない」という点について解説していきます。

自営業やフリーランスは「すごい職業」ではない

自営業やフリーランスを「すごい職業」と感じている人は、「高いスキルや専門知識を持っていないとなれない」と思っているからではないでしょうか。

しかし実際は違います。

スキルや知識がなくても自営業やフリーランスになることが可能です。

そもそも、自営業やフリーランスと呼ばれる働き方は細分化するとたくさんの職種が存在します。

飲食店、ネイルサロン、建築士、デザイナー、イラストレーター、webライターなどここでは紹介しきれないほどです。

もちろん専門知識やスキルがないとなれない職種もありますが、文章を作成することが仕事のwebライターは誰でも始めることができる職種です。

実際に主婦が副業として、ライター業をしているという例もあります。

自営業、フリーランスという響は敷居が高いと思われがちですが、意外と初心者でも始められる職種がたくさんあります。

開業届を出せば自営業、フリーランスに誰でもなれる

自営業やフリーランになること自体はとても簡単です。

会社員のように、履歴書を書き面接を受けて選考されるという流れは一切なく、開業届を提出すればその日から誰でも個人事業主として認められ「自営業、フリーランス」を名乗ることができます。

しかし、ここで勘違いしないでほしいのは自営業やフリーランスに簡単になることはできるが、すぐに稼げる訳ではないということ。

後述しますが、自営業やフリーランスは会社員のように毎月安定した収入がなく、不安定になりがちです。

簡単になれる一方、生計を立てていくことは難しい職業でもあります。

労働者の16%がフリーランス

アメリカでは今後労働人口の半分がフリーランスになると言われている中、まだまだ日本ではフリーランスという認知度や理解度が低いです。

そんな中、日本では2016年にフリーランス人口が1000万人を超えました。

約6人に1人がフリーランスです。

そして、自営業の割合は労働人口の8%ですので、労働者の約2割が自営業かフリーランスということになります。

総務省が「雇用関係に頼らない働き方」としてテレワークを推進していることから、今後日本でもフリーランスという働き方が今より定着し、増えていくと見込まれます。

そして一時期話題となった、大学生が就職をせずにフリーランスの道を選ぶ「新卒フリーランス」も今後は増加することでしょう。

自営業やフリーランスは向き不向きがある

誰でも自営業やフリーランスになることはできますが、もちろん向き不向きはあります。

自営業やフリーランスには元会社員から転身した人がたくさんいます。

仕事の人間関係やストレスで会社を辞めた人や、元々システムエンジニアやプログラマーをしていて独立した方が収入が上がるからという理由でフリーランスになる人もいます。

時間や働き方にとらわれず自分のペースで仕事ができるフリーランスや自営業になれば、もちろん人間関係に悩む必要もありません。

クライアントや仕事内容も選べるので、高単価案件を狙えるスキルが既にあるのならばフリーランスになって働いた方が収入が上がる人もいます。

しかし中には、自営業やフリーランスは性に合わないという人もいます。

時間や仕事を自分で管理するのが難しいと思う人は、会社で与えられた仕事をこなし安定した収入がある方が働きやすい場合があります。

このように全ての人に自営業やフリーランスという働き方が合うという訳ではありません。

働き方は自由、しかし安定した収入を維持するのは難しい

自由な働き方ができることが自営業やフリーランスの最大のメリットですが、安定した収入を維持するのはとても難しいのが現状です。

というのも、例えば自営業で飲食店やネイルサロンを開くには、軌道に乗るまで収入は不安定で赤字続きになる可能性もありますし、顧客をつけなければ安定した収入を得ることは難しいです。

フリーランスの場合は、自分でクライアントと仕事の契約を交わさないといけません。

仕事量が増えればその分収入も増えますが、逆に仕事がなければ収入は減ってしまいます。

会社員であれば、勤務中は上司の目もあるのでデスクに向かって仕事をしっかりしないといけないですよね。

「会社にいる=仕事をする時間」ですので、集中できる環境です。

しかし、自営業やフリーランスというのは自宅やカフェなど仕事をする場所は自由です。

誘惑に負けて集中力が切れてしまいそうですが、仕事量が収入に直結するので、「仕事をしないと生活費が稼げない」という危機感を持って働かないといけません。

毎月安定したお給料がもらえる会社員と違い、自営業やフリーランスで安定した収入を維持することはとても難しいのです。

まとめ

ここまで、自営業やフリーランスを「すごい」と思っている人へ、自営業やフリーランスの実態について紹介してきました。

「自営業やフリーランスは誰でもなれるし、別にすごくなかった」ということに気がついてもらえたかと思います。

「スキルがないから自分にはなれないと思っていた」という人でも、簡単に自営業やフリーランスになることができます。

むしろ、「自営業やフリーランスになって生活をするのは大変なんだな」と感じる人もいたのではないでしょうか。

「すごい」と言われている自営業やフリーランス側からすれば、毎朝満員電車に乗り、毎日のように残業をして働いている会社員の方がよっぽどすごいです。