フリーランスfan

フリーランサーになりたい人やすでに活躍している人のための情報サイト

自営業で健康保険料を抑える方法は?

知らないうちに健康保険で損をしていませんか?

知っているか知らないかで何万円も変わってくる健康保険料。

会社員として勤めているときは会社が半分負担してくれていましたよね。自営業だとそうはいかず全額自己負担になります。

今回は自営業の方へ向けて、健康保険料を抑える2つの方法おすすめの健康保険を紹介します。

保険料を安く納めたい自営業者の方はぜひ参考にしてください。

※これから自営業になろうしている方はフリーランスは健康保険料はどうするべき?保険料を安くする方法はあるか?を参考にどうぞ。

自営業で健康保険料を抑える2つの方法

自営業で健康保険料を抑える方法は大きくは以下2つです。

  • 所得を小さくする
  • 法人化

法人化はある程度稼げるようにならないと損をすることが多いので、独立したての自営業者ができる対策は限られてきます。

それではひとつずつ解説していきます。

所得を小さくする

所得を小さくする方法は「経費」と「青色申告特別控除」、「青色専従者給与」の3つがあります。

経費

国民健康保険料の算出は所得でみます。

国民健康保険料 = 所得 × 保険料率

で求められますので所得が少なければ国民健康保険料も少なくなります。

そのため経費の金額を大きくすることで、所得を下げ、国民健康保険料を抑えることができます。

ここでひとつ注意することがあります。

国民健康保険料は課税所得にかけられるのではなく、所得にかけられます。

つまり、医療費控除や確定拠出年金などの控除で課税所得を下げても国民年金保険料は下がりません。

  • 所得 = 収入 – 経費
  • 課税所得 = 収入 – 経費 – 控除

ということを覚えておきましょう。

関連記事:【初心者フリーランス向け】経費計上できる具体例10選と、経費にできないもの5選を一挙紹介!

青色申告特別控除

青色申告の特典のひとつに青色申告特別控除があります。

さきほど控除は関係ありませんと言いましたが、青色申告特別控除は違います。

経費と同じように計算でき、国民健康保険料が抑えられます。

国民健康保険料 = ( 収入 – 経費 – 青色申告特別控除 )× 保険料率

具体的には、65万円か10万円の控除が可能です。

この65万円の控除を請けるためには以下の条件を満たしている必要があります。

  • 事業所得または不動産所得を得る事業
  • 複式簿記で記帳している
  • 確定申告時に損益計算書と貸借対照表を添付している
  • 決められた期限内に確定申告を行っている

※詳しくは国税庁のホームページを参考にしてください

これらの条件を満たしていない場合は10万円の控除になります。

青色申告特別控除は国民健康保険料の計算に考慮されない自治体がありますので、詳しくは自分がお住まいの自治体で確認してください。

関連記事:フリーランス初心者向け 青色申告の必要性と方法を解説

青色専従者給与

事業を手伝ってくれる家族がいる場合、給与を支払うことでそれを経費として計算できます。

この場合も国民健康保険料が抑えられますね。

国民健康保険料 = ( 収入 – 経費 – 青色申告特別控除 – 青色専従者給与 )× 保険料率

青色専従者として認められるためには以下の条件を満たしている必要があります。

  • 青色専従者と生計を共にする配偶者その他の親族
  • その年の12月31日現在で15歳以上である
  • その年を通じて6ヶ月を超える期間、その青色申告者の営む事業に従事していること
  • 期間が一定の場合には事業に従事することができる期間の1/2を超える期間とする

※詳しくは国税庁のホームページを参考にしてください

青色専従者給与も国民健康保険料の計算に考慮されない自治体がありますので、詳しくは自分がお住まいの自治体で確認してください。

関連記事:家族の給料を経費にできる?青色事業専従者のメリットと注意点

法人化

法人化することで国民健康保険料を抑えることができます。

法人化すると自分への給料として役員報酬を決められます。

その役員報酬を下げることで所得が少なくなり、国民健康保険料を抑えることができます。

しかし法人化すると社会保険料の負担が発生したり、税理士の顧問料がかかったりします。

法人化する場合には、様々な視点からお得になるかを加味して判断しましょう。

自営業者におすすめの健康保険

自営業で健康保険料を抑える方法は大きく2つだと説明しましたが、実はもう一つ。どの保険に入るかでも変わってきます。

自営業の場合、一般的な国民健康保険(国保)だけでなく、国民健康保険組合(国保組合)があります。

この国保組合にすると、国保より保険料が安くなるケースがあります。

次のような方は安くなる可能性があります。

  • 独身者
  • 高所得者

国保組合は国保と違い、所得が低くてもが高くても定額だからです。

それでは国保と国保組合をそれぞれ解説します。

国民健康保険

国保は市区町村などの自治体が運営しており、個人事業主や無職の方、その他の保険制度に入っていない全ての方が入る保険です。

社会保険と違い、扶養という考え方がないため、世帯内の加入者数によって保険料が決まります。

世帯年収が高いほど、加入人数が多いほど保険料は高くなります。

また社員などが加入している社会保険と違い、国保は保険料を全額負担しなくてはなりません。

しかし「これ以上は納めなくていいよ」という上限額があります。

国保の計算方法や上限額は自治体によって異なるので注意してください。

 

国保料は以下の合計で求められます。

所得割加入者の所得に応じて負担する保険料
均等割加入者それぞれが均等に負担する保険料
平均割1世帯の年額保険料

さらに国保料は以下の財源別に分けて計算されます。

医療分保険料医療保険給付の財源(国民健康保財団の基礎財源)
支援金分保険料後期高齢者医療制度への支援金
介護分保険料40歳~65歳の介護保険料(40歳~65歳のみ負担)

それぞれの財源別に所得割、平均割、均等割別に計算し、それぞれの合計が国保料となります。

 

国保の被保険者には以下のような給付があります。

  • 療養の給付
  • 入院時食事療養費
  • 入院生活療養費
  • 高額療養費
  • 訪問看護療養費
  • 移送費
  • 出産育児一時金
  • 葬祭費、埋葬費

国民健康保険組合

国保組合とは同種の事業や業務の従事者を組合員として組織されている組合です。

国保組合はとても種類が多く、医師、歯科医師、税理士、弁護士、美容、卸売市場など様々なものがあり、業種や事業所の場所により加入できる組合が異なります。

またそれぞれの組合によって、保険料の計算や対象範囲まで異なります。

  • 独身
  • 高所得者

上記に該当する方は国保組合にすると国保より保険料を抑えれるケースがあります。

国保は所得によって保険料が変わりますが、国保組合は保険料が一律の組合が多く高所得者にとっては保険料の負担が低いです。

組合によりますが、国保より給付が手厚い場合が多いのも特徴です。

文芸美術国民健康保険組合

フリーランスにおすすめなのはこの組合です。

この組合には美術や文芸に携わる事をしている人が加入できます。デザイナーやwebデザイナー、ライターなども加入することができます。

保険料は月額16,900円なので、年収が300万円以上の人は国保より保険料を抑えれます。

さらに健康診断や人間ドックを受ける際には補助金がでます。会社での健康診断がないフリーランスにとってはありがたいですね。

参考:文芸美術国民健康保険組合

まとめ

今回は自営業の方が健康保険料を抑える方法を紹介しました。

  • 経費を使い所得を小さくする
  • 青色申告特別控除を使い所得を小さくする
  • 青色専従者給与を使い家族に給与を経費として与えて所得を小さくする
  • 法人化し自分の役員報酬を下げて個人の所得を小さくする
  • 保険料が一律の国民健康保険組合に加入する

独立して、自営業になって初めて健康保険料の多さがわかる人もいるかと思います。

一度自分の状況を整理してみると保険料を抑えることができるかもしれません。

ぜひ参考にしてみてください。

 

「確定申告を簡単に行いたい」「自身の所得や経費を簡単に知りたい」という方には、会計ソフトの利用がおすすめです。

関連記事:確定申告に役立つ!フリーランスにおすすめな会計ソフト3選

コメントを残す