最近はサイト制作を学習する人も増えており、HTMLやCSSなど学習を終えて実際に案件を受注しようと考えている人も多いと思います。
案件を探すうえで一番スタンダードなのはランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトでしょう。
しかし、クラウドソーシングサイトでサイト制作案件を探すのは意外と大変。
実際に私も、
「サイト制作の学習を終えてクラウドソーシングサイトで提案しても、倍率が高くてなかなか受注に至らない…。」
「結局価格競争になってしまい割に合わない…。」
といったことに悩んで、クラウドソーシングサイト以外で案件を探すことにしました。
ということで、この記事ではクラウドソーシングサイト以外でサイト制作案件を獲得する方法について説明していきます。
サイト制作の学習を終えている人であれば誰でも試せる内容になっているので、ぜひご一読ください。
クラウドソーシングだけじゃない?サイト制作案件の探し方
実は、クラウドソーシングサイト以外でもサイト制作案件を獲得することはできます。
むしろ、クラウドソーシングサイト以外のほうが獲得しやすいかもしれません。
クラウドソーシングサイトは案件を探すのに一番スタンダードな方法であるため、ライバルが多いです。
また、クラウドソーシングサイトでのプロフィールと提案文のノウハウも世間に多く出回っているため、駆け出しのころは差別化が難しいように感じます。
そこで、以下で紹介するような、クラウドソーシングサイト以外の場所で案件を探すと、ライバルも少なく、差別化もしやすいためおすすめです。
今回紹介する方法は以下の通り。
- SNSでコーダーを募集している人を探す
- 知り合いでサイトを作りたい人を探す
- 制作会社に営業する
- ポートフォリオサイトやブログなどから依頼される
それでは一つずつ説明していきます。
SNSでコーダーを募集している人を探す
タイミングにもよりますが、TwitterやFacebookなどのSNSで、コーダーを募集していることがあります。
背景としては、フリーランスエンジニアや制作会社が人手が足りなくて募集していることが多いです。
私も実際にTwitterで案件をいただいたことがあるのですが、そのときは「コーダー 募集」といったキーワードで検索してみつけました。
SNSで案件を探すメリットは
- 依頼主の情報が多い
- 駆け出しのコーダーへの理解があることが多い
というところです。
クラウドソーシングサイトよりもSNSのほうが相手の情報が多く、より丁寧な提案が可能となり、受注率を上げることができます。
また、相手の人となりがわかりやすく、安心してやりとりできるという利点もあります。
また、案件によっては、駆け出しのコーダーに仕事を振ってあげたいという方が依頼していることもあり、受注できる確率も高いです。
SNSでのコーダー募集は常にあるわけではないですが、定期的に「コーダー 募集」といったキーワードで検索したり、サイト制作関連の人をフォローしておくと見つかることがあります。
知り合いでサイトを作りたい人を探す
家族や友人などからサイト制作を考えている人を探すのもおすすめです。
案件獲得にあたって、
- ライバルが少ない
- 信頼がある
という点が一番の利点でしょう。
友人に、サイトを作りたがっている知り合いを紹介してもらうというのもおすすめです。
注意点は、継続案件にはなりにくい、単価が低めになりがち、作業範囲を最初にはっきりさせておかないと追加でいろいろお願いされがち、というところです。
しかし駆け出しのうちは、単発でも案件をこなしておけばそれを制作実績として使うこともできるので、最初はあまり気にする必要はないでしょう。
制作会社に営業する
Webサイトの制作会社にメール営業するというのも有用な手段です。
会社によっては、人手が足りなく外部でコーディングを手伝ってくれる人を探している場合があります。
この方法で営業するにはクラウドソーシングサイトと同じように何件も営業メールを送る必要がありますが、
- 継続案件がもらいやすい
- 制作会社の案件の進め方がわかり勉強になる
というメリットがあります。
中でもおすすめなのが、自分の家の近くや地元にある制作会社への営業です。
これは、対面でのミーティングが可能というアピールができることや、同じ地域に住んでいることによる親密感をだせるといった利点があるからです。
ポートフォリオサイトやブログなどから依頼される
ポートフォリオサイトやブログにお問い合わせフォームを用意しておくことで、そこからサイト制作を依頼されるというパターンもあります。
この方法はこちらから提案する必要がないというメリットがありますが、駆け出しのうちはこの方法は難しいでしょう。
実際に依頼をいただくには、
- 普段からSNSやブログで有益な情報を発信する
- ポートフォリオサイトを充実させる
といったことが必要です。
制作実績をポートフォリオサイトに載せたり、サイト制作に関するトラブル対応や技術に関するブログを書くなどしていると、その記事を見た人から案件の依頼が来ることもあるので、普段から発信する癖をつけておくとお得です。
サイト制作案件を獲得するために大事のは信頼感
ここまで案件獲得方法をいくつか紹介してきました。
しかし、クラウドソーシングサイト以外で案件を見つけても、必ず獲得できるわけではありません。
ここからは、紹介してきた案件獲得方法やクラウドソーシングサイトなどにおいて、受注率を上げるためには信頼感が大事ということを解説していきます。
仕事を投げ出さないだろうという信頼感が一番大事
クライアント側の気持ちに立ってみると、初めての相手に発注する際に一番怖いのが仕事を途中で投げ出されること。
知り合いの案件が獲得しやすいのはこの不安が少ないからですね。
クラウドソーシングやSNSでの提案などでは、まずはこの不安を取り除けるように工夫しましょう。
具体的には、
- 顔や本名がわかるようなプロフィールにする
- SNSでフォロワーを増やす、定期的に発信する
などをおこない、途中で投げ出すのはリスクがあり、メリットが薄いことをアピールしましょう。
自分のスキルや知識などを相手に伝える
クライアントは、案件がしっかりとしたクオリティで納品されるのかどうかも心配しています。
提案時に自分のスキルや作業スピードを伝えるのはもちろん、ブログやSNSで発信しておくこともおすすめです。
「この技術があるのであれば大丈夫だろう。」という安心感をもってもらえます。
また、知り合いなどのWeb知識のないクライアントに提案する際には相手が理解できる言葉で説明する力も必要となります。
相手の求めていることを考える
ここまで紹介してきた、信頼感を高めるためにやるべきことに共通しているのは、相手の求めていることを考えるということです。
なんのためにサイトを作りたいのか?重視しているのはスピードなのか金額なのか?
といったことを考えるのは、提案の際に使えるだけでなく、お互いの認識齟齬を防ぎ、案件を円滑に進めるのにも役に立ちます。
常に相手の立場に立って考えるくせを付けましょう。
まとめ:クラウドソーシングサイト以外でもサイト制作案件は獲得可能!
ここまで紹介してきたように、クラウドソーシングサイト以外にも
- SNSでコーダーを募集している人を探す
- 知り合いでサイトを作りたい人を探す
- 制作会社に営業する
- ポートフォリオサイトやブログなどから依頼される
といった方法で案件は獲得可能です。
案件に提案する際には、相手に信頼感をもってもらえるように相手の求めるものを考えましょう。
この記事が、サイト制作案件を獲得するための参考になれば幸いです。

WebライターやWebエンジニアとして活動しているフリーランス。現在はLaravelを勉強中。