「弁護士」の職業は弁護士事務所に所属しているイメージが強いですが、個人で活動される「フリーランスの弁護士」が増えてきています。

そこで今回の記事では、フリーランス弁護士の仕事内容や独立方法について解説していきます。

具体的には、

  • フリーランスの弁護士の仕事内容
  • 弁護士がフリーランスになるタイミング
  • フリーランスの弁護士ならではの強み
  • 集客方法

の順番にご紹介します。

フリーランスの弁護士になりたいと考えている方の参考になれば幸いです。

フリーランスの弁護士の仕事内容

そもそも弁護士とは、法律の専門家としてトラブルを対処するのが仕事です。

一般人の多くは法律に詳しくないので、その人たちの代わりにトラブルの処置、予防、アドバイス、法的手続きをサポートしています。

例として契約に関するトラブルを挙げてみると、

  • 業務委託契約の中途解除
  • 契約の延長
  • 依頼条件が厳しすぎる
  • 契約を結んでいない口約束
  • 無断放棄による未払い

などなど多くあります。弁護士は、その時の状況によってどの法律が適用するのかを見極めてトラブルを対処しなければなりません。

弁護士がフリーランスになるタイミングは?経験が信頼に繋がる

弁護士がフリーランスになるタイミングは人によってさまざまです。

独立までの流れは大きく2つに分けられます。

  1. 修習終了後にすぐ独立
  2. 勤務弁護士を経て独立

どちらの道を選んでも、法務能力があれば仕事はできます。次章でそれぞれ説明していきます。

しかし、「仕事経験が信頼につながること」や「独立時の仕事のやりやすさ」は明らかに勤務弁護士を経てからの独立が優位です。

修習終了後すぐに独立

1つ目のすぐに独立する弁護士(俗にいう即独弁護士)は2つ目の勤務弁護士を経て独立するのに比べて苦労します。

なぜなら、初めて経験するものが多いことや、そもそも仕事を初めて受注するからです。独立してから1年くらいは苦労するでしょう。

独立してからやらなくてはいけないことは以下が考えられます。

  • 物件探し
  • 電話やメール対応
  • 集客
  • 準備書面作成
  • 会計などの事務処理

事務所として「どんな仕事があるのか」を最低限把握した上で即独しましょう。

勤務弁護士を経て独立

即独弁護士に対して、勤務弁護士は業務を経験してから独立しているので、事務所の全体の流れを把握しています。そのため、独立してからも比較的スムーズに仕事を始めることができ、従業員がいなくても自分1人で仕事を回すことができます。

勤務弁護士を経て独立した場合は、以前勤務していた事務所から仕事依頼をもらえることもあります。そのため、勤務弁護士の独立は円満退社することがとても大切です。円満退社するためには、なるべく早めに辞意を伝えておきましょう。

フリーランスとして活動すること自体が強みになる

弁護士がフリーランスとして活動することは、強みになります。理由としては、フリーランスとして活動する弁護士は数が少ないからです。

フリーランスとして活動している方の気持ちを理解しやすいため、フリーランスの方たちから仕事を依頼されやすくなります。

実際にフリーランス弁護士の強みを活かした仕事獲得事例は以下の3つです。

  • 契約に関するトラブル
  • 報酬未払いのトラブル
  • 損害賠償に関するトラブル

それぞれ説明していきます。

契約に関するトラブル

フリーランスのトラブルで一番起きがちなのが契約に関するトラブルです。契約に関する事例としては以下のようなトラブルが挙げられます。

  • 契約書を結ばず、仕事中の条件追加
  • 制作費用の支払い
  • 制作済みのキャンセル
  • 納期の調整

このような問題は積み重なるとかなり大きなマイナス要因になるので、フリーランスとしてはなんとか対処してもらいたい事例です。

報酬未払いのトラブル

フリーランスの報酬未払いのトラブルは、珍しくありません。

そして、これが1回でも起きると、フリーランスにとってはかなり大きな痛手になります。なぜなら、未払いが起きている場合の多くは「クライアントと連絡がつかない」状況にあるからです。

成果の提出日から60日以内の支払いがない場合には、下請法4条1項2号が禁止する「支払遅延の禁止」に違反している可能性があります。すぐに弁護士に相談しましょう。

損害賠償に関するトラブル

フリーランスが損害賠償請求を受ける時は、納品物の品質問題が挙げられます。
クライアントが考えている納品物のクオリティに合わず、修正要求されます。ここで簡単に修正できれば、問題になりません。

しかし、トラブルになるパターンとしては以下の2つがあります。

  • 依頼が格安かつ納期が厳しい(クオリティを下げざるをえない案件)
  • 複数回の修正要求

このようなトラブルは当事者間で解決することが難しく、弁護士へ依頼するケースが多くあります。

ここまでフリーランス弁護士の強みを活かした仕事獲得事例をご紹介しました。

  • 契約に関するトラブル
  • 報酬未払いのトラブル
  • 損害賠償に関するトラブル

では、上記のような仕事を獲得するためにはどのような集客方法があるのでしょうか?

フリーランス弁護士の集客方法を解説していきます。

集客にはSNSやブログを活用しよう

フリーランス弁護士の集客には、SNSやブログを活用することがおすすめです。

多くの弁護士はブログやその他媒体で発信をしており、集客につなげています。ブログと合わせてFacebookを利用している方も多いです。

WebとSNSは集客する上で必須項目になるので、始められていない方は今からでも始めましょう。

また、SNSによって年齢層もバラバラです。1つのSNSだけでなく、Twitterやinstagramなど多くのSNSを活用して集客をしましょう。

弁護士ドットコムへの寄稿も集客につながる発信活動になりますよ。

関連記事:フリーランスの発信の重要性と発信方法を具体的に解説

強みを持って差別化することがフリーランスの弁護士は重要

フリーランスの弁護士についてついて解説してきました。

今回の記事の内容をまとめます。

  • フリーランス弁護士の仕事内容は法律の専門家としてトラブル対処
  • 勤務弁護士を経て独立することで信頼を獲得できる
  • フリーランスとして活動すること自体が強みになる
  • 集客にはブログやSNSの活用が重要

フリーランス弁護士として独立後は、あなたの強みを活かして集客することが重要です。

得意分野に関する情報発信を行い、集客へつなげていきましょう。