フリーランスになると、毎年自分でする確定申告をしなければいけません。そこで重要になってくるのが経費

その年に得た売上から、事業をする上でかかったお金を経費として差し引いて税金を計算します。

事務用品や通信費、自宅で仕事をしている人なら家賃や光熱費の一部も経費にできます。

経費をたくさん計上できるとそれだけ所得が少なくなるので、所得税や住民税も下げられます。

節税するためにはいかに経費を上限まで計上するかが大事です。

しかし、フリーランスになりたてだとどこまでを経費として良いか分からず悩みますよね。

そこで今回は、どこまで経費にするかの基準と、代表的な4つの経費についてご紹介します。

フリーランスの経費は売上に必要だったかどうか

フリーランスの経費の基準は「売上に必要だったかどうか」です。

ここでは、フリーランスの経費に認められるものと、認められないものの具体例をご紹介していきます。

経費に認められるものを紹介

具体的に経費として認められるものには、以下のようなものがあります。

  • 交通費
  • パソコン
  • 通信費
  • 事務所の家賃・光熱費

他にも事務用品や車両費など、事業で使ったものはすべて経費として認められます。

プライベートの支出や控除対象のものは経費に認められない

経費として認められないものは、プライベートなもの控除対象となる社会保険料などです。

プライベートで行った飲食店や旅行にかかったお金は経費にならないので注意しましょう。

フリーランスになると社会保険には加入できないため、国民健康保険や国民年金に自分で加入して全額支払うことになります。

結構な大金となるので「できれば経費にしたい!」と思うところですが、国民健康保険や国民年金は個人にかかるお金なので経費にはできません。

領収書やレシートをとりあえず集めておくのがおすすめ

確定申告で経費を計算する際に必要となる、領収書やレシート。

事業に関わる領収書やレシートは、ファイルなどに分かりやすく保存して一定期間とっておくことが定められています。

白色申告だと5年間、青色申告だと7年間保管しておかなければいけません。

レシートや領収書は毎日のように増えていくので、どれが経費になるか毎回考えるのは大変ですよね。

そこでレシートや領収書を受け取ったら、とりあえずとっておくことをおすすめします。

レシートや領収書はどんどん溜まって大量になってしまうので、「交通費」「消耗品費」などとざっくり種類別に分けておきましょう。

後々の確定申告での作業が一気に楽になります。

不要なものは確定申告の際に処分したら良いので、とりあえず毎回受け取って保管しておきましょう。

フリーランスが経費にしておきたい代表的な4つの費用

何を経費にするかは、事業によって大きく異なります。

ここでは、フリーランスが経費にしておきたい代表的な4つの費用をご紹介します。

通信費

フリーランスの通信費は経費に計上できます。

会社だと会社用携帯や固定電話で連絡を取り合うことが多いですが、フリーランスだとプライベート用のスマホを仕事に使うことも多いですよね。

クライアントとメールや電話で連絡を取り合ったり、情報収集に使ったり、今やスマホは仕事にも欠かせないツールです。

この場合は、通話料金やスマホの利用料金はもちろん、端末代も経費として計上できます。

しかしあくまでプライベートと兼用なので、全額を経費にすることはできません。

経費になるのは仕事に関わる部分だけなので、「家事按分」をしなければいけません。

家事按分とは、仕事用とプライベート用をどのように分けるのか合理的な基準を決めて区別することです。

家事按分には特に決まりはありませんが、税務署に聞かれたときにしっかり説明して納得させられるような基準にしておきましょう。

例えばプライベート30%、仕事70%と決めた場合、月々の支払いが1万円だと70%の7,000円が経費となります。

もちろん仕事用のスマホを別で用意している場合は、全額を経費として計上することができます。

家賃

自宅で作業している場合は、「自宅兼事務所」となり家賃も経費として計上できます。

自宅はプライベートとしても使っている場所なので、こちらも全額が経費として認められる訳ではありません。通信費と同じく、家事按分する必要があります。

一般的なのは、仕事で使っている床面積や、使用時間で計算する方法です。

面積で計算する場合は、まずはどれくらいのスペースを仕事に使っているかを算出します。

50平方メートルの自宅で、20平方メートルの一部屋を作業部屋として使用しているとしたら、割合は20÷50=0.4なので40%。

家賃が10万円だとしたら、4万円が経費として計上できます。

時間で計算する場合は、どれくらいの時間自宅で作業しているか算出します。

毎日8時間自宅で作業するとしたら、24時間中の8時間なので約33%。

家賃10万円の家だと約3,300円が経費となります。

交通費

フリーランスをしていると、取材やクライアントとの打ち合わせで外出することもありますよね。

移動でかかった交通費も、経費として計上できます。

電車やバスなどの交通機関はもちろん、車移動の場合のガソリン代も経費です。

業務に使用した走行距離や区間、車両を使用した日数を記録しておき、税務署に聞かれたときに答えられるようにしておきましょう。

外注費

自分の仕事を外注した際は、外注費も経費になります。

外注した際は、外注先から受け取った請求書やこちらが制作した領収書を保管しておきましょう。

レシートや領収書と同様に、白色申告で5年間、青色申告で7年間保管しておく必要があります。

売上の根拠となるものを経費として扱う

今回は、フリーランスが経費として計上できる基準と、代表的な経費をご紹介しました。

  • 経費の基準は「売上に必要だったかどうか」
  • プライベートの支出や控除対象のものは経費にならない
  • 領収書やレシートはとりあえず集めておく
  • 白色申告で5年、青色申告で7年の保管が必要
  • 家賃や通信費は「家事按分」する

フリーランスにとって、税金がいくらになるかはとても重要な問題ですよね。

全額を負担しなければいけないので、少しでも負担を抑えたいところ。

経費をしっかり計上して、賢く節税対策しましょう。