近年、フリーランスの医師が増えているのをご存知でしょうか。

医師という仕事は、勤務先である各病院に雇われる勤務医、または自分で開業してしまうケースが一般的です。

ですが、患者に対して大きな責任が伴うため精神的な負担も大きく、かなり激務だといわれてます。

そんな中で、時間と場所に縛られないフリーランスの医師という新しい働き方が生まれ、注目を浴びています。

フリーランスの医師は時給にすると、時給1万円ほどが相場とも言われており、かなり高収入のようです。

しかしメリットがあれば、同時に様々なデメリットが存在するのも事実。

今回はそんなリーランスの医師という働き方について、そのメリット・デメリット仕事の取り方を紹介します。

フリーランスの医師ってどんな仕事?

勤務医と違ったフリーランスの医師の働き方や、なるための条件をお伝えします。

フリーランスの医師の働き方はアルバイト形態に近い

フリーランスの医師の働き方は、アルバイト雇用に近いです。

特定の病院に所属せず、各病院が出している非常勤医師の求人から応募して、時給制でその病院で非常勤で働くことになります。

勤務医でも開業医でもないアルバイトとしての医師の働き方は、医師の間でも多大な注目を浴びています。

また、フリーランスの医師が活躍する人気ドラマ「ドクターX」も、フリーランス医師の注目に一躍買っています。

フリーランスの医師になるためには勤務医としての経験が必要

フリーランスとはいえ、あくまで医師という職業です。専門医療資格が必要となり、誰にでもなれるようなものではありません。

また、患者の健康や時には命を扱うという職業柄、実務能力が必須になります。

少なくとも4~5年程度の実務経験は必要です。

 

また、増加しているとはいえまだフリーランスの医師は新しい働き方です。

軽率に「フリーランスの医師になろう!」と思って現在の職場を退職しても、そんなに甘くはありません。

慎重にメリット・デメリットを考慮して自分にあっているか考え、十分に準備した上で目指しましょう。

フリーランスの医師のメリット

フリーランスの医師のメリットは大きく以下の3つです。

  • 職場に縛られずに活動できる
  • 勤務時間を選べる
  • 年収アップも可能!時給1万円が相場

それぞれを少し詳しく説明していきます。

職場に縛られずに活動できる

まずフリーランスとしての大きなメリットの1つが、常勤医のように場所に縛られることがなくなるという点です。

例えば地元で働きたい場合、または様々な病院を転々として回りたい場合などは、フリーランスだと場所の制約がないため実現可能になります。

NPO法人などの活動を生活の中心にしながらも、生きていくためにアルバイトで医師として働いている人も多いようです。

また、病院というある種の閉鎖空間の中での人間関係の煩わしさから解放されるのもメリットと言えるでしょう。

勤務時間を選べる

フリーランスなら、勤務時間を選ぶことができます

おそらくこの点に魅力を感じてフリーランスの医師になる人は多いでしょう。

ただでさえ精神的・肉体的共に負担が激しい医師なので、フルタイムで働き続けるのが厳しい人もいるはずです。

そんな場合、例えばフルタイム勤務の職場と半日の職場を選ぶことで、勤務時間を自分で調節できます。

勤務時間を自分で変えられれば、負担をコントロールできてだいぶ楽になるのではないでしょうか。

年収アップも可能!時給1万円が相場

冒頭でも書きましたが、フリーランスの医師は時給1万円が相場という、多くの人が想像できない時給で働くことが出来ます。

例えば、1日8時間勤務したとすれば、それだけで日給8万円。

それを週5日で1ヶ月働いたとすると、およそ月収160万円にもなるでしょう。

単純な給料だけでも1年間で1,900万円以上です。

もちろんこんなに単純ではないですが、少なくとも時給制の一般的なアルバイトの感覚とはかけ離れています。

一般的な勤務医からなら、年収アップも十分期待できるでしょう。

フリーランスの医師のデメリット

メリットばかり紹介してきましたが、もちろんフリーランスの医師はいいところばかりではありません。

  • 専門性のある仕事を任せられることは少ない
  • 自分で確定申告する必要がある
  • 不安的な雇用形態

などのデメリットも存在するのを無視しないようにしましょう。

専門性のある仕事を任せられることは少ない

非常勤のアルバイト雇用ということもあり、専門性の高い仕事はフリーランスの医師に任せない病院が多いです。

専門によっても大きく異なるようですが、外科医はあまりフリーランスの仕事がないようです。

反対にフリーランスでも仕事が多いのは、病床管理、麻酔科医などです。

自分で確定申告などをする必要がある

フリーランスとして働くと、確定申告や各種税務を自身で管理する必要があります。

これまで勤務医として働いていた多くの人は、税務関係などは全くと言って良いほど触ってこなかったでしょう。

なぜなら病院には多くの優秀な税務関係の事務スタッフが在籍しています。

彼らがまとめて医師の税務関係を処理してくれていたのですが、フリーランスになった途端やってくれる人はいなくなります。

多くの場合、フリーランスの医師は自分で税理士を雇うなどして人に任せていますが、その分の費用や手続きが必要になることは念頭に入れておく必要があります。

不安的な雇用形態

最後に忘れてはならないのは、時給は高くてもフリーランスの医師はあくまで非常勤の雇用形態だということです。

勤務医と違って、安定して病院から仕事を貰えるわけではないことは、将来的な安定という意味では大きなデメリットと言えるでしょう。

また、仕事も勝手に降ってくるわけではなく、自分自身で探して申し込む必要があります。

そういった不安定さや手間も含めて、フリーランスの医師が良いかどうかはしっかりと事前に検討する必要があります。

仕事の獲得方法

フリーランスの医師の仕事は、多くの場合求人サイトやエージェントから応募します。

当然、自分自身で求人から仕事を選び、応募した人の中から選ばれなくてはなりません。

そのためには、

  • これまでの勤務年数などの実績
  • 自分の医師としての専門性
  • 自分を売り込む能力

などがある程度必要になってくるでしょう。

現在は求人も増加傾向にあるので、フリーランスの医師専門のアルバイト求人サイトなども多くあります。

まずはどのような仕事があるのか、実際に見て確かめてみることがおすすめです。

フリーランス医師になるための方法まとめ

近年医師の中でも注目を浴びているフリーランスの医師という働き方。

時給1万円が相場」という魅力的な部分が目立っていますが、不安定な雇用形態・専門性のある仕事が貰えないなどと、デメリットも存在します。

また、数自体が増加しているとはいえ、フリーランスという働き方はまだまだ医師の中では圧倒的少数です。

 

まずはメリット・デメリットをしっかりと考えて、自分が本当になりたいかどうかよく考えましょう。

周囲に実際にフリーランスとして働いている医師の知り合いがいればその人の話を聞くと良いでしょう。

体験談として、自分一人では考えつかなかった苦労話など聞けるかもしれません。

 

こうして十分考えた上で、フリーランスの医師としてやっていけると思ったなら、実際に求人サイトから仕事を応募してみましょう。

自由の幅が広がりますが、勤務医以上に自己管理が大切になってくることを、常に忘れないようにしてください。