少し前まで声優といえば「アニメの声優」というイメージが強い仕事でした。

しかし現在声優の仕事の幅は広がり多岐に渡ります。

事務所に所属して仕事をしている声優がまだまだ多いですが、中には独立し個人事務所を立ち上げたりフリーランスとして活動をしている声優もいます。

今回は仕事の広がりを見せている声優にはどんな仕事があるのか、フリーランスの声優はどのように仕事をしているのかを詳しく解説していきます。

声優にはどんな仕事があるのか?

ではまず声優にはどんな仕事があるのか紹介します。

アニメの声優

声優と聞いて1番初めに思い当たるのが、アニメ声優ではないでしょうか。

アニメ声優になるには、事務所や養成所に入る事をおすすめします。

というのも、フリーランスの声優にはオーディションを受けるチャンスがほぼありません。

なぜかというと、「事務所に所属している声優」がオーディションの条件であったり、普段から営業活動をしている事務所や養成所へオーディションの話がいくからです。

映画の吹き替え

外国映画の日本語吹き替えも声優の仕事の一つです。

こちらもアニメ声優同様、人気声優が活躍されています。

そして、最近では芸能人が吹き替えを担当することが増えてきています。

特にディズニー映画やピクサー映画の主要キャラクターの声は芸能人が吹き替えを担当することがほとんどです。

そのため吹き替えを担当するのは狭き門と言えるでしょう。

ゲームキャラクターの声優

テレビゲームのキャラクターが喋るのが当り前となってきている現在では、”キャラクターボイス”と呼ばれるゲームキャラクターに声を入れ込むのも声優の仕事の一つです。

パソコンや、スマホアプリなどの普及に伴い声優業界の中でも急成長をしています。

ゲームキャラクターが火付け役となり、声優としてブレイクするきっかけになることもあります。

ラジオパーソナリティー

こちらは人気声優がラジオパーソナリティーを務める場合もあれば、ラジオパーソナリティーとしてデビューする声優もいます。

声優自身の個性や魅力を伝える事ができるので声優自身にファンができやすいです。

ナレーション

テレビ番組のナレーションはただ原稿を読むだけではなく、高度なスキルが必要となる職種です。

ナレーターの声の表現次第で、その番組の良し悪しが決まってしまうのです。

その為、声の仕事を専門とする声優やアナウンサーが務める事が多いです。

音声案内

音声案内には合成音声が使われることもありますが、声優が担当している音声案内も多数あります。

人気声優が道案内をしてくれるカーナビアプリがあったり、駅の音声案内、美術館の展示品の説明をする音声ガイドも声優が勤めています。

歌手・タレント

声優が歌手やタレントとして活動することは珍しいことではありません。

例をあげてみると、ポケットモンスターのサトシの声を担当する松本梨香さんは、ポケモンのオープニングテーマを歌っていましたし、歌番組でも度々見かけることがありました。

水樹奈々さんも同じように、アニメ声優でありながら歌手としても活動をされています。

山寺宏一さんも声優をしながら、タレント、俳優、ナレーターなどマルチに活動をしています。

声優業に限らず、活躍の幅を広げることで仕事の幅も広がります。

フリーランスの声優として仕事を獲得する方法

フリーランスの声優が仕事を獲得する方法の一つとして、クラウドソーシングがあります。

しかしクラウドソーシングで声優の仕事の募集はほぼなく、ナレーションの仕事が多いです。

あとは、個人ブログやSNSで情報発信を行っていくことです。

声優業界には、「フリーランスの声優を使いたい」というクライアントもいるようなので、ブログやSNSで発信しているとそこから仕事の依頼が来ることもあります。

また、フリーランスとして活動していくには人脈作りもとても大事です。

人脈を広げていくことで、突然仕事の話が舞い込むことも珍しくありません。

フリーランスとして活動するのは難しい?

事務所に所属している声優さんの多くは個人事業主だそうです。

営業活動は事務所がして、仕事に応じた報酬が入る仕組みです。

先述したように声優の仕事は多岐にわたるので、フリーランスとして活動することも可能です。

実際に事務所から独立してフリーランスになる人もいます。

しかし、駆け出しの声優が初めから事務所に入らず、フリーランスとして活動をしていくのは、難しい世界と言えるでしょう。

営業活動、請求書作成などの事務作業も全て自分で行わなければいけないので、声優の仕事以外に取られる時間もたくさんあるという事を覚えておきましょう。

フリーランスとして働きたいと思っている人も声優になりたての頃は、営業方法やギャラの交渉方法などの勉強をする意味でも事務所に所属をして少しでも仕事の実績を積む事をおすすめします。

実績を積んでいくしかない

声優業界に限らず、実績を積むことはフリーランスにとってとても大事なことです。

実際に、クラウドソーシングなどで実績を作ってからオーデションに応募をする人も多いです。

事務所に所属をしていれば、実績がなくても事務所の後押しでなんとか仕事を獲得してもらえるかもしれませんが、フリーランスの場合は実績で判断されるケースが多いです。

声優は厳しい世界

トップの人気声優になれば年収数千万も夢ではありませんが、若手声優はバイトをしながら声優活動をしている人が多いのが現状です。

初任給が5〜15万円、年収100万円〜250万円という世界です。

コツコツと実績を積み、地道に努力をするのが人気声優への近道と言えるでしょう。

まとめ

ここまで、声優にはどんな仕事があるのか、フリーランスの声優の働き方について紹介してきました。

フリーランスとしてやっていくには声優業界は厳しい世界と説明しましたが、フリーランスの働き方の方が合っているという声優も少なからずいます。

しかし、事務所に入った方が仕事のチャンスはたくさんありますので、やはり駆け出しの頃は事務所に所属する事をおすすめします。

フリーランスにはいつでもなることができるので、初めは事務所で業界ルールを学びオーディションを何回も経験した方がフリーランスになった時にその経験を生かすことができるでしょう。