近年、クラウドソーシングサービスで仕事・収入を得る人が増えてきました。

もっとうまく稼ぎたいと思う人の中には「クライアントと直接取引をして手数料分のお金を浮かせたい」と考える人もいることでしょう。

しかしクラウドワークスやランサーズを通さずに直接取引をしても問題ないのか疑問です。

今回は、その直接取引について解説していきます。

基本的に規約違反

クラウドワークスでもランサーズでも、基本的に直接取引は禁止しています。

初めの一度だけクラウドソーシングサービスを使って、二度目から間を介さずに発注者と受注者だけで仕事を完結したとします。

この場合クラウドソーシング側からすると初めの利用サービスを提供しただけで、次からの利用利益を損失してしまいます。

シュフティなど他のクラウドソーシングサービスでも、基本的に直接取引は禁止されています。

アカウントの停止と違約金100万円

直接取引したことが発覚した場合、クラウドワークス、ランサーズの大手二社ではアカウントの停止と違約金として100万円が請求されることになっています。

シュフティでは単価100万円未満の直接取引の場合100万円の違約金、それ以上の単価の直接取引ではその単価の2倍の金額が違約金として請求されることになっています。

直接取引の違約金は100万円以上が業界水準だと思っていいでしょう。

 

参照:利用規約 | ランサーズ
参照:クラウドワークス利用規約
参照:シュフティ利用規約

直接取引の禁止期間について

仕事を受注する前に、必ずクラウドソーシングサービスの利用規約を読んでおきましょう。

直接取引の禁止期間は、その会社によって基準が異なっています。

ランサーズの場合

ランサーズの場合は、取引規約の第24条において一度でもランサーズを介して仕事をした発注者と受注者は、直接取引を行うことを永久に禁止しています。

つまりランサーズを使って出会ったクライアントとは、ランサーズ内でしか仕事を受けられないということです。

参照:利用規約 | ランサーズ

クラウドワークスの場合

クラウドワークスでは、起用規約の第5条14項と第12条6項において「過去5年間以内に会員・会員である場合、過去5年間以内に本サービスを利用せずに直接取引することを禁止します」としています。

つまり一度そのクライアントと仕事をしてから5年経過していれば、直接取引をしても問題ないということです。

しかし、5年以内に直接取引してしまうと規約違反となります。

参照:クラウドワークス利用規約

直接の連絡のやりとりはOK

仕事の依頼内容によっては、事前の面談や話し合いなどが必要なことも稀にあるでしょう。

その場合ランサーズであれば「連絡先公開申請」というものがあり、クラウドワークスでは「事務局まで連絡する」という形でクライアントと連絡が取れます。

 

直接取引に誘われたら

何度か同じクライアントと仕事をしているうちに「次からは直接取引で仕事しませんか?」と誘われることがあります。

その場合、受注者はどうすれば良いのでしょうか。

損をするのは受注者側

クライアントが「クラウドソーシングサービスを介さない取引なら、受注者もシステム手数料を取られませんよ」とささやいてきたとします。

もしそのクライアントが利用規約に触れることを知った上で悪意を持って直接取引に誘ってきた場合、何らかのトラブルに巻き込まれることは想像に難くありません。

そもそも利用規約さえ守らないクライアントが仕事の契約を守るのか疑問です。

あなたにとって得になりますよという誘いには、なにか裏があると思っておいた方がいいでしょう。

利用規約を破って最終的に損を被るのは、受注者であることを忘れないようにしましょう。

その上でもし直接取引をするあれば、自己責任であることを忘れずに。

規約を守った上ならOK

利用規約に書かれていることを破ってはいけませんが、逆にいうと利用規約に触れないことであれば問題はありません。

クラウドワークスの場合は、5年の期間が過ぎてしまえば直接取引をしてもとがめられることはありません。

規約に触れない範囲で直接取引にした方が双方ともにメリットがある場合は、直接取引してみてもいいでしょう。

関連記事:クラウドワークスでよくあるトラブルの事例とその解決方法

まとめ

ここまでクラウドソーシングの直接取引について解説してきました。

要約すると、

  • 直接取引は基本的に規約違反となる
  • 発覚した場合、違約金は100万円程度
  • 誘われても乗らないようにしよう

基本的には直接取引は規約で禁じられているものなので、まだ経験が浅いユーザーはそれを念頭におきましょう。

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