複式簿記で青色申告をすることで税金が何万円も安くなります。知っていましたか?

「複式簿記って何?何のためにするの?」

「複式簿記の記帳ってどうするの?」

という疑問をお持ちのフリーランスの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、青色申告の複式簿記とは何なのかその記帳方法までを具体的に説明しました。

最後まで読んでいただければ、複式簿記がどういうものかわかると思います。

ぜひ参考にしてみてください。

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なぜ複式簿記で青色申告をするのか?


青色申告を複式簿記で記帳すると節税面で大きなメリットが得られます。

単式簿記の場合だと、青色申告特別控除は10万円ですが、複式簿記で記帳することで青色申告特別控除が65万円になります。

つまり、課税金額から引ける控除額が55万円分増えることで、その分税金を安くできるのです。

※青色申告のメリットは詳しくはこちらで解説しています。

 

単式簿記と複式簿記の違いとは?

簿記には「単式簿記」と「複式簿記」の2つの記帳方式あります。

それぞれの違いを説明します。

一つの勘定科目に絞って記帳する単式簿記

単式簿記(簡易簿記)とは、一つ一つの取引を勘定科目に絞って記録していくやり方です。

家計簿やお小遣い帳のように収入や支出を繰り返し記帳していくシンプルな方法で、現金の動きだけを記帳します。

日付現金の動き収入支出残高
2018/1/10家賃¥30,000¥170,000
2018/1/15売上¥70,000¥240,000
2018/1/18通信費¥12,000¥228,000
2018/1/25
交通費¥15,000¥213,000

単式簿記のメリットは、記帳の仕方がわかりやすいということです。また記帳した時点の残高が把握できるのも特徴です。

デメリットは、現金の動かない取引は記録が出来なかったり、現金の増減理由や儲けの金額がわりません。そのため全体的な財産状況や損益状況が把握できません。

複数の勘定科目を原因を含め記帳する複式簿記

複式簿記とは現金の動きだけでなく、現金の動いた原因と結果の二面から、お金の流れを記録するやり方です。

借方(左側)、借方(右側)という形で左右に分けて記帳します。

単式簿記と違い、取引を複数の科目で分けて記帳していきます。

日付借方貸方摘要
科目金額科目金額
2018/1/10家賃¥30,000現金¥30,000家賃
2018/1/15現金¥70,000売上¥70,000商品の売上
2018/1/18通信費¥12,000現金¥12,000携帯電話代
2018/1/25交通費¥15,000現金¥15,000交通費

「現金が何に変わったのか?」と考えるとわかりやすいかもしれません。

2018/1/10は家賃が¥30,000増え、現金が¥30,000減ったことを表します。家賃を支払ったという原因があり、現金が減ったという結果です。

逆に2018/1/15は現金が¥70,000増え、売上が¥70,000減ったことを表します。売上と現金は科目が別なのでこのような記帳の仕方になります。商品が売れたという原因があり、現金が増えたという結果です。

他についても同様に考えることが出来ます。

 

簿記の取引要素は大きく5つのグループがある

  • 資産
  • 負債
  • 純資産(資本)
  • 収益
  • 費用

資産・負債・純資産(資本)は企業の財政状況を表します。

簿記の目的の一つは「企業の財施状況を明らかにする」ことです。そのために、資産・負債・純資産(資本)を元に貸借対照表というものが作成されます。

収益・費用は企業の経営成績を表します。

簿記のもう一つの目的は「企業の経営成績を明らかにする」ことです。そのために、収益・費用を元に損益計算書というものが作成されます。

これらや仕訳帳を作成するときに用いる簿記の記帳方式が複式簿記です。

借方(左)と貸方(右)を理解する

複式簿記は、借方(左側)と借方(右側)の2つ形で左右に分けて記帳します。

原則として左右の金額は同じでなければなりません。

各勘定科目によって借方(左側)と借方(右側)のどちらのポジションに属するか決まっています。各勘定科目の金額が増えた場合には属するポジションに金額を書き、減った場合には属するポジションと反対のポジションに金額を書きます。

それでは借方(左)と貸方(右)、どちらに何を記帳すればよいのでしょうか?

それをするのが仕分けです。

仕訳を理解する

仕分けとは簿記上の取引を借方(左側)と借方(右側)にわけて仕訳帳に記帳することを言います。

全ての取引を仕分けして日付順に記録した帳簿が仕訳帳で、これを元に貸借対照表や損益計算書が作られます。

先程ポジションの説明をしましたが、借方(左側)と借方(右側)のどちらかのポジションに分かれている各勘定科目は、大きく分けた5つのグループのいずれかに属します。

  • 資産
  • 負債
  • 純資産(資本)
  • 収益
  • 費用
借方(左)へ記帳するもの

資産の増加、負債の減少、資本の減少、収益の減少、費用の発生

貸方(右)へ記帳するもの

資産の減少、負債の増加、資本の増加、収益の発生、費用の消滅

 

わかりやすいように図に直して見てみましょう。

下の図は貸借対照表(上)と損益計算書(下)です。

この図に書かれている方が増加でその反対が減少です。つまり借方に資産が書かれているので資産が増えたときは借方へ金額を記帳し、資産が減ったときは貸方へ記帳します。

借方貸方
資産負債
純資産(資本)
借方貸方
費用収益
当期純利益

 

各勘定科目がどれに当たるのかは以下の表を参考にしてください。

資産負債・資本収益費用
現金支払手形売上仕入
当座預金買掛金雑収入租税公課
定期預金借入金自家消費
その他預金未払金荷造運賃
受取手形前受金水道光熱費
売掛金預り金旅費交通費
有価証券事業主借通信費
棚卸資産元入金(資本)広告宣伝費
前払金接待交際費
貸付金損害保険料
建物修繕費
建物附属設備消耗品費
機械装置福利厚生費
車両運搬具給与賃金
工具器具備品利子割引料
土地地代家賃
事業主費貸倒金
外注工費
研修費
専従者給与
減価償却費
雑費

 

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関連記事:確定申告に役立つ!フリーランスにおすすめな会計ソフト3選

 

まとめ

ここまで以下についてまとめました。

  • 複式簿記にすることによる節税面のメリット
  • 単式簿記と複式簿記の違い
  • 複式簿記の記帳方法

複式簿記での青色申告をすることによる節税面のメリットはかなり大きいです。

今の時代は少しの会計や簿記の知識があれば会計ソフトで自分で出来ます。

はじめてのフリーランスの方でもこの記事を参考に複式簿記による青色申告をしてみてはいかがでしょうか。